DGSHAPE Make Innovation
Make Life Better

会社沿革

創業以来、私たちはXYZ軸、つまり横、縦、垂直方向の動きを制御する独自のデジタル技術に基づく新しい製造プロセスを開拓してきました。

最初は楽譜を書くためのペンプロッターを開発し、そのX.Y軸制御技術を利用してペンをカッターに持ち替えたカッティングプロッターを相次いで発売。やがてインクジェットヘッドとカッターを搭載したカラープリンターや、XY軸とZ軸を制御する3D切削加工機にまで成長しました。

現在では、サイン業界をはじめとするさまざまな業界を支えるワイドフォーマットインクジェットプリンターや、製造工程の合理化を目的とした切削加工機や彫刻機などの工作機械が主な製品ラインアップとなっています。

私たちのコア技術は、横方向(X軸)、縦方向(Y軸)、縦方向(Z軸)の位置を制御することです。

Innovation that gives shape to the next dimension

デンタル事業について

歯科技工業務のワークフローを変革

歯の詰め物や被せ物、入れ歯などの補綴物(ほてつぶつ)を製作する歯科技工の現場に、歯科用ミリングマシンや統合管理ソフトウェアを中心としたデジタルソリューションを提供することで、業務の高付加価値化、生産性向上をサポートしています。

ローランド ディー.ジー.は、3D切削に関する技術やノウハウが歯科技工所のワークフロー改善に貢献できると考え、2009年にデンタル事業に参入。

新たなブランドの下でデンタル事業の発展を図るべく、2017年4月、歯科用ミリングマシンを主に扱う100%子会社のDGSHAPE株式会社を立ち上げました。

おかげさまで“歯科用ミリングマシンDWXシリーズ”は、発売以来累計20,000台以上を全世界に向けて出荷。(2023年3月時点)
Roland DGグループの世界中の拠点をベースに販売網を拡げ、デジタルデンティストリーの発展に貢献してまいります。

世界に広がる販売網

当社は、各国の連結子会社を中心に世界200以上の国と地域のお客様に製品やサービスを提供しています。

各地域でのマーケティングや販売促進活動は現地の文化や市場に精通した現地スタッフが運営することで、きめ細かい顧客対応を実現しています。また、先進国市場で培ってきたノウハウを活かした販売やマーケティング手法を新興国市場で展開することで、グローバルでの成長を図っています。

人に優しく、品質に強い:
デジタル屋台

デジタル屋台」とは、ローランド ディー.ジー.が2000年に開発した特許取得済みの「デジタル生産指示・制御システム」のこと。
3次元設計データなどのデジタルデータを全社で共有することで、コスト削減と品質向上を実現します。

当社のものづくりの中心は「人」。器用さ、向上心、好奇心という人間の強みを最大限に発揮できるよう注意力、集中力、記憶力という人間の弱みをデジタル技術で支援することでお客様に信頼される製品を提供しています。

単一プロセスによる品質保証の向上

一般的な生産現場では、製品を組み立てた後に検査工程が行われる。
また、組み立てと検査は別々の場所で別々の人が行い、検査工程と管理工程は別々に行われる。

デジタル屋台では、製品が組み立てられると自動的に検査が行われます。
指示書通りに正確に完成していない製品は、完成に進むことができません。

このシステムは、作業が指示通りに正確に完了する限り、特定の工程の品質を自動的に保証するように設計されている。

創造された価値

オペレーターが安心して組み立て作業に集中できる環境を整えることは、品質や作業効率の向上だけでなく、オペレーターのやりがいにもつながり、モチベーションの向上にもつながる。

作業手順の習得に必要な労力が軽減されることで、オペレーターは作業を改善する新しい方法を見つけるなど、創造性を発揮することができる。

歯科用ミリングマシンDWXシリーズ

歯科用ミリングマシンは、塊(かたまり)状の補綴材料から歯の詰め物や被せ物を削り出す装置です。当社は、補綴物製作のデジタル化が進む歯科技工業界に、歯型をデジタルデータ化するスキャナやCAD/CAMソフトウェアと歯科用ミリングマシンを活用したワークフローを提案しています。現在、ジルコニアやハイブリッドレジンなどの加工に適した「ドライ方式」のミリングマシンと、優れた審美性で歯科医や患者から高い支持を得るガラスセラミックスの加工に適した「ウェット方式(注水しながら研削する方式)」のミリングマシンを展開し、多様化する補綴材料の加工に最適なソリューションを提案しています。

デンタル事業戦略

2010年に新規参入した歯科技工市場では、歯の詰め物や被せ物などの補綴物(ほてつぶつ)を製作する歯科用ミリングマシンが、歯科技工所やデンタルクリニックのニーズを捉え、先進国を中心に急速に市場シェアを拡大しており、当社の3D事業(品目別売上高の「工作機器」に相当)に占める歯科用ミリングマシンの売上も、2019年12月期に約7割に達するなど、当社の3D事業の成長を牽引するまでに存在感を高めています。

3D事業のポートフォリオの変化が顕著になる中、当社は、3D事業の焦点をデンタル分野へと再編すると同時に、新たなブランドの下でデンタル事業の発展を図るべく、2017年4月、DGSHAPE株式会社を立ち上げました。デジタル化が進む歯科技工市場の開拓余地は大きく、新たな補綴材料が次々と登場する市場特性や、補綴物製作業務の多くがアナログで行われている歯科技工所の現状などを考慮すると、専任のセールス・マーケティングチームによるチャネル開拓、ミリングマシンやアプリケーションの技術革新、さらには、オープンシステム・コンセプトを活かしたソリューションにより、歯科技工市場やデンタルクリニックにさらなる付加価値提案が可能であると見込んでいます。

今後の事業拡大に向けて、デンタル事業では、中期的な目標に「新素材への対応力強化」、「グローバル展開の加速」、「歯科業界向け高付加価値提案の充実」を掲げ、活動を推進しています。デンタル市場においては、新素材の登場がトリガーとなって市場が変化することが多く、「新素材への対応力強化」は当社の最重要課題です。材料メーカーの動向と患者、歯科医院のニーズを見極め、いち早く最適な加工方式を提案できるよう研究開発を強化してまいります。一方、一般的な歯科技工所やデンタルクリニックでは、補綴物製作業務の多くが手作業で行われているという現状があり、業務フローの改善、業務の付加価値向上に、当社のデジタルソリューションがさらに活かせる分野があると考えています。歯科医療業界全体のさらなる発展に向けて、引き続きデジタル化による新たな価値を創造してまいります。

ローランド ディー.ジー.株式会社 代表取締役からのメッセージ

ローランド ディー.ジー.は1981年の創業以来、”デジタル技術で社会に新しい可能性を “をミッションに掲げてきました。
パソコンが開発され、あらゆる産業でデジタル化が進む中、革新的なパソコン周辺機器の開発を通じて成長を遂げてきました。

XY軸制御によるペンプロッタの開発から始まり、コンピュータで作成した設計図面や建築回路図を出力。
その後、ペンをカッターに置き換えてビニールカッターを、カラーマネージメント技術を加えてワイドフォーマットプリンターを、Z軸制御とエンドミルを加えて3Dフライス盤を製造し、事業を拡大してきました。
私たちは、革新性、創造性、付加価値を育むことで、インクジェット印刷、ビニールカット、3Dモデリング、ロータリー彫刻、歯科用ミリングの世界的リーダーとなり、いくつもの新しい市場を創造し、拡大してきました。

近年、当社は2つの事業を柱に、事業領域の拡大と新たなビジネスモデルの構築を進めています:主力のインクジェットプリンターで幅広い分野にオンデマンド印刷の可能性を提供する「デジタルプリンティング」と、3Dデジタルデータを活用し、歯科技工をはじめとするヘルスケア産業におけるデジタル化のメリットを活かし、さまざまな分野のものづくりの効率化を促進するソリューションを提供する「DGSHAPE」の2つの事業を柱に、近年は事業領域の拡大と新たなビジネスモデルの構築を進めています。

今後も、業界初・世界初の製品やソリューションを提供することで革新的な企業であり続けるとともに、視点を変えることで企業の価値を高めていきたいと考えています。

今後ともご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

田部 耕平
代表取締役 社長執行役員

DGSHAPEは、歯科用ミリングマシンDWXシリーズで、急速に市場での存在感を確立しました。

手頃な価格に加え、コンパクトなサイズ、使いやすさ、オープンシステムにより、3Dスキャナー、コンピューター、CAD、CAMソフトウェアなど、すでにラボが所有しているあらゆる製品との連携が可能なため、世界中の歯科技工士から高く評価されています。

世界中で20,000台以上が販売され、世界中にコミュニティが形成されています。 

DGSHAPECrew:
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