MDX-50

Simply Advanced


モデルや治具の製作が、これまでにないほど簡単に

精密加工

多用途

自動化

精密加工

デスクトップタイプの最新3Dモデリングマシン

アイデアをすばやく具現化し、スピーディーな”ものづくり“が求められる時代。そのニーズに応え、フルオートで高精度な切削を実現した切削加工機MODELA MDX-50。オートツールチェンジャーの搭載やオプションで回転軸ユニットにも対応。ワークフローの自動化を可能にし、切削加工の手間と時間を大幅に削減できます。デザインモデルやワーキングモデル製作をはじめ、パーツや治具の内製化まで、あらゆる現場で“ものづくり”のプロセスを革新します。

MODELAシリーズの特長であるシンプル&コンパクト設計をさらに進化させた「MDX-50」。家庭用100V電源で運用でき、エアーコンプレッサーなどの補助機器も不要です。大型加工機のように、手間の掛かる日々のメンテナンスは必要ありません。オフィスや研究室などで手軽に置けるデスクトップサイズながら、400(X)×305(Y)×135(Z)mmと広いワークエリアを持ち、ノートパソコンサイズの大きなものや、複数のパーツを並べて加工できるなど、幅広いアプリケーションを効率的に製作できます。

「MDX-50」はフルカバー構造を採用。切削屑や粉塵の飛散を防ぎ、クリーンで快適、安全な作業環境を構築できます。切削屑を溜めるダストボックスも標準装備。作業終了後にまとめて処理が可能です。充分な明るさのLEDステータスライトは機内の加工状況が確認しやすく、色の変化により遠くからでもマシンの状態が把握できます。大学や高校などの研究室や実習室、さまざまな人が出入りする工房やラボなどでも「MDX-50」は安心して運用できます。

多用途

さまざまなマテリアルでの切削加工を実現

MDX-50で切削加工が可能な素材一覧

  • ABS
  • MCナイロン
  • 木材
  • ケミカルウッド
  • アクリル
  • スチレンボード
  • POM
  • ワックス
    など

自動化

ワークフローの自動化で作業時間を短縮

最大6本のツールを自動で交換するオートツールチェンジャーを標準装備した「MDX-50」。ツール交換に伴うダウンタイムが発生せず、荒削りから仕上げまで一気に自動運転が可能です。工具長計測や補正値の登録も自動的に行うため、はじめての方でも安心して取り扱えます。

オプションの回転軸ユニット「ZCL-50」を装着することで、材料の自動回転が可能になります。材料を180度反転させる作業やダウンタイムがなくなり、完成までの時間を大幅に短縮できます。また、90度ごとに回転させる4面加工や任意の角度割出しによる多面加工、さらに380mm×φ120mmと広いワークエリアでの円筒加工も可能です。

同梱ソフトウェア

はじめてでもスムーズに使える操作性

高品質な加工データを簡単に作成できる付属CAMソフトをはじめ、直感的にイメージを形にできる各種ソフトウェアを取り揃えています。

MODELAシリーズでおなじみのCAMソフトウェア「SRP Player」を付属。わずか5ステップの対話形式で加工設定が完了。わかりやすい画面ではじめての方でも迷うことなく、簡単に加工データを作成できます。また加工設定の自由度が大幅に向上し、ドリル加工やツールパスのバリエーションなども新たに追加されたことで、より効率的に高品質な加工データを作成することができます。

3D CADを使わず、穴あけ、面出し、面取り、ポケット加工などが行える便利なソフトウェア「ClickMILL」も標準付属。単純な加工や後加工はもちろん、治具製作などにも活躍します。

NCコードに対応。工業高校、高等専門学校、大学などの教育機関では、NCコードを使用した機械工作を学ぶツールとして活用いただけます。

本体前面に配置された「ビルトインパネル」で、ほとんどの操作を行えます。直感的な操作画面で、加工途中でもスピンドルの回転数や切削速度を変更(オーバーライド機能)でき、ステータスも一目で確認できます。新たに生まれ変わった「VPanel」ではユーザビリティが大幅に向上。加工完了やエラー発生などをメール通知する機能や、ツールの使用時間や交換時期を確認できる機能を備え、加工業務を快適にサポートします。

MDX-50

MDX-50

その他の情報

加工可能な材質

ケミカルウッド、モデリングワックスなどの樹脂(金属は対象外)

インターフェース

USB

動作範囲

400(X)×305(Y)×135(Z)mm

制御コマンド

RML-1、NCコード

取り付け可能なワークサイズ

400(X)×305(Y)×100(Z)mm

電源条件

AC100±10%、50/60Hz(過電圧カテゴリ:区分Ⅱ、IEC60664-1)
1.2A

軸駆動方式

ステッピングモーター

消費電力

約95W

動作速度

XY:7~3,600mm/min
Z:7~3,000mm/min

動作音

動作時:60dB(A)以下(未切削時)
待機時:45dB(A)以下

ソフトウェア分解能

0.001mm/Step(RML-1)
0.001mm/Step(NCコード)

外形寸法

760(幅)×900(奥行)×732(高さ)mm

機械的分解能

0.01mm/Step(ハーフステップ)

重量

122kg

スピンドルモーター

ブラシレスDCモーター

設置環境

屋内使用、高度:2000m以下
温度:5~40℃
湿度:35~80%(ただし結露のないこと)
環境汚染度:2(IEC60664-1による)
短期短時間過電圧:1440V
長期短時間過電圧:490V

スピンドル回転数

4,500~15,000rpm

必要なシステム構成

オペレーティングシステム : Windows® 8.1/10(32/64ビット版)

USBケーブル : 付属のUSBケーブルをお使いください

ツール収容数

6本(ただし1本は検出ピンの兼用)

取り付け可能ツール

シャンク径:6mm、刃先径:6mm以下、長さ:30~90mm

(シャンク径3mm、4mmは付属のツールホルダーに取り付ければ使用可能。)

  • 電源コード
  • 電源プラグアダプター
  • USBケーブル、マニュアル
  • ソフトウェアCD-ROM
  • 検出ピン
  • 六角ドライバー
  • 六角レンチ
  • スパナ
  • ツールホルダー※
  • ツール位置決め治具
  • Z0センサーほか

 

※ シャンク径3mm用×1、シャンク径4mm用×1、シャンク径6mm用×6が付属しています。

購入前/購入について

3Dプリンターではありません。MDX-50は3D切削加工機です。液体や粉末を積層して立体を作製する造形機(RP)とは違い、回転する刃物で、材料に穴をあけたり、切り抜いたり、掘り込んだりすることでカタチにしていきます。

MDX-50は主に以下の違いがあります。
・オートツールチェンジャー(ATC)を標準装備し、最大6本までのツールを自動で交換できます。
・本体前面に各種設定の行えるビルトインパネルを備えました
・PC画面から操作ができる「VPanel」のデザインを一新しました。
・LED照明を装備し、加工状況が確認しやすくなりました。
・ダストボックスを標準装備しました。(MDX-40Aはオプション)
・動作範囲
– MDX-50: 400 x 305 x 135 mm
– MDX-40A: 305 x 305 x 105 mm
・動作速度
– MDX-50 XY方向:7~3600 mm/min、Z方向:7~3000 mm/min
– MDX-40A XY方向:7~3000 mm/min、Z方向:7~1800 mm/min

3D CAD/CGソフトウェアで作成した3DデータをCAMソフトウェアに読み込み、切削データを作成します。MDX-50には当社純正のCAMソフトウェア「SRP Player」が標準付属しています。

付属しておりません。市販のソフトウェアをご購入ください。

当社純正のCAMソフトウェア「SRP Player」が標準付属しています。

以下がSRP Playerで読み込むことのできるファイル形式になります。

切削可能な材料は、「プラスチック樹脂やその他の成形樹脂」です。金属は切削不可です。
・モデリングワックス
・サンモジュール
・アクリル
・ケミカルウッド
・バルサ
・木(朴)
・ABS
・ポリカーボネート
等です。

販売代理店からご購入いただけます。詳しくは当社営業所にご連絡ください。

ローランド ディー.ジー.株式会社 クリエイティブセンターにてご確認いただけます。 クリエイティブセンターについてはこちらをご参照ください。

サプライ品およびパーツはRoland DG Online Shopにて購入が可能です。購入はこちらをご参照ください。

切削材料は、Roland DG Online Shopにて購入が可能です。購入はこちらをご参照ください。

交換用の刃物はRoland DG Online Shopにて購入が可能です。購入はこちらをご参照ください。

仕様について

標準付属のUSBケーブルをご使用ください。

本機の動作に必要なコンピュータの条件は以下になります。
・オペレーティングシステム(OS): Windows 7/8.1/10
・CPU /メモリー: インテル Core i5以上を推奨/2 GB以上のRAM
・ビデオカードおよびディスプレイ: 1024×768ドット、16 bit色以上をサポートするビデオカード (OpenGL対応アクセラレータボードを推奨)
・インターフェイス: USB
※MDX-50付属ソフトウェアは32ビットアプリケーションソフトのため、64ビット版WindowsではWOW64(Windows 32-bit On Windows 64-bit)にて動作します。

※付属ソフトウェアのインストールにCD-ROMドライブが必要です。

対応しておりません。

760(幅)×900(奥行)×732(高さ) mm です。

122 kg(本体のみ)です。ワーク、ツール、オプションを含めると本機の総重量は140kg以上に達します。水平で安定した、本機の重量に耐えられる場所へ設置願います。

400 (X) × 305 (Y) × 135(Z) mm です。
ただし、取付可能なワークサイズの最大は400 (X) × 305 (Y) × 100(Z) mm です。

標準テーブルで快適に切削できる重さの目安は最大7500 gです。オプションの回転軸ユニットを使用する場合は1000 gです。

回転軸ユニット「ZCL-50」は、MDX-50にA軸を追加するオプションユニットです。加工機本体に本機を装着することで、XYZ 軸に加えて A 軸(回転軸)を使用できるようになり、「回転加工」や「両面加工」などの多面加工ができるようになります。
・動作範囲: X、Y、Z軸:363(機械座標で37~400まで)×305×125mm、A軸:±2146680度(約±5963回転)
・取り付け可能なワークサイズ: 回転中心から半径60×長さ380mmの範囲内に収まるもの

(参考)

市販の2軸CAMソフトウェアをお使いいただくことで可能です。また、標準付属ソフトウェアの「ClickMILL」をお使いいただくことで、2D CADデータがなくても対話形式で簡単にポケット、輪郭、穴あけ加工ができます。

金属、導電体は対象外です。基板加工にも適していません。

ご使用頂ける刃物のシャンク径は軸径φ3、φ4、φ6 です。

「SRP Player(CAMソフト)」、「ClickMILL(対話式加工ソフト)」、「VPanel」、「Windowsドライバー」がCD-ROMで付属します。

動作可能です。MDX-50 で対応しているNCコードの一覧は「ユーザーズマニュアル」のNCコード仕様を、プログラミングの基礎や各コードの詳細は「NCコードリファレンスマニュアル」をご参照ください。いずれも当社Webサイトからダウンロードいただけます。

MDX-50 用のNC コードは0.001mm単位でコマンドを受け付けますが、実際の制御は0.01mm単位(小数点第3位で四捨五入)で行っております。

メンテナンス

出張修理になります。本機は導入時に年間保守契約が必須となります。
年間保守契約の内容は、故障が発生した際に優先して技術員を派遣する緊急保守作業と、パーツの劣化時期を考慮し予防保全を目的とした訪問点検になります。

■MDX-50保守プラン

※スピンドルユニット、コレット、ツールホルダー等の消耗品および本体付属品は、保守契約の対象外となります。その他ご不明な点がありましたら当社営業所にお問い合わせ下さい。

消耗部品の種類と交換時期の目安は、以下の通りです。
・スピンドルモーター: 6,000時間
・スピンドルユニット(ZS-50-6): 2,000時間
・スピンドルベルト: 2,000時間
※スピンドルベルトは、スピンドルユニットZS-50-6に付属します

定期点検時に当社サービスエンジニアが行いますので、お客様の作業は不要です。

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